TDS-540A 近代化改修~~~

うちのTDS-540A(もちろん中古だよ)をwebで検索すると、内部基板の電解コンデンサ取り替え記事が出てくる。
何でも、この時期に使われていた電解コンデンサで4級塩を使用している物は、必ず液漏れをおこしてしまう。。汗)
 
 **液漏れは無かったよ。。 
AD変換の基板に付いていた電化コンデンサは中の液がかなり減っていた。。外したコンデンサをつぶしても液がしみ出してこない。
 
ということで、私も電解コンデンサの取り替えを行った。
さっそく取り替えようの面装電解コンデンサをwebで探すが。。種類がすくなくて結構高価じゃん。
ここでひらめいて、手持ちのチップ積層セラ 22uF/6.3Vを実装すれば。。汗)
 (TDS-540Aについてた電解コンデンサは33uF/10V デジタル回路のみ)
 
ただし、積層セラミックは使用条件で大きく容量が変わる。。実際にチップ積層セラミックをLCRメータで測ると、
額面半分の容量。。測定周波数を変えても、やはり半分以下。。汗)
でも、ESRはすばらしい 0.01オーム程度じゃん。。
結局。。100uF/6.3Vを混ぜてつじつまを合わせることにした。
 
コントロール基板
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メインCPUは68020でmade in japan!!! 20世紀を感じる!!
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AD変換を行っている基板はほこりだらけ。。汗) 大きなフィンを持つ4つのLSIは手半田してあった、これが一番高価チップみたい。
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高圧回路。。開けて見ただけ 私の技量ではいじれません!!
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チップ積層セラミック取り付けの画、半田の盛りが”ださい”のは鉛入り半田を早く消費したいため。。だよ
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取り替え完了!!
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made in japan MC68020の乗った基板も完了!!
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緊張の瞬間  Power-On self check PASSED~~~~~OKです!!
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21世紀部品のチップ積層セラミックに取り替えたので、近代化改修としたが
ちょっと大げさかな。。
 
追記>>
  使用した半田は、日本アルミット KR-19 !!!
   確か、スペースシャトルが飛ぶのもKR-19が有ればこそで
   戦略物資制限でアメリカに工場が無いとだめと言われたと~~と豪語していた。
   20世紀はKR-19を使うのが格好良かったんだよな。。
 
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TDS 540A コンデンサ取り替え