今日の証明

 

A→Aを帰納的(意味論的)に証明してみた。

   **帰納とはwikiより 「個別的・特殊的な事例から一般的・普遍的な規則法則を見出そうとする論理的推論の方法のこと」です。

 

断っておくが、命題論理での証明です。

A→Aは略記で定義をまじめに適用すると ¬(¬A /\ A)と書ける。

命題論理を定義しておくと、

  1. 命題変数は命題論理式です。
  2. 命題論理式である真理関数は、{¬, /\}があり引数へ命題論理式を与える。
  3. {1.2.}へ上げた定義で生成できる式のみが、命題論理式である。 

 私は論理回路設計者なので、真理関数⇒{¬、/\}のみとした。

 **回路設計を始めたとき、上司からNANDが有れば何でもできると言われた。

    NAND は  ¬(A /\ B)と記述できる。 

A → B の真理値表を書くと

A  B  |   Y

-----+-----

 0  0  |   1

 0  1  |   1

 1  0  |   0

 1  1  |   1 

 

A → A  は 

A  A   |  Y

0   0   |  1

1    1  |  1

Aへどの様な真理値を割り当しても”1”になり恒真式。よって証明ができた。

   意味論的な証明でも何らかの支援系を使用してみた。

  **ModelSimとverilog-2005~

下記画像を参照、A へ{0, 1}変化のある波形を入力する。

出力Y0が常に"H" で1になっており、A→Aを証明できた。

 **人生で一番簡単なverilogコードを書いてしまった。。汗)

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A→Aの意味論的証明 波形①

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A→Aの意味論的証明②