今日の証明

代数学概説Ⅰ(彌永昌吉小平邦彦)の例題1を解いてみた。

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x(∊R)を超えない最大整数を[x](gaussの記号)で表す時、集合{x : x∊R,[x]=n} (nはある定まった整数)は区間[n,n+1)に等しい。

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* 俺注) {x : x∊R, a ≦x<b}を[a,b)と略記する。

[n,n+1)を書き直すと

{x:x∊R, n≦x<n+1}

n+1はxを超えないため、x<n+1となる。

nは整数でありn=xは区間に含まれる。

従って、[n≦x<n+1)

□ 証明終わり。

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俺の持っている「現代数学概説Ⅰ」は

1977 9/10 15刷発行  ¥2,500

と巻末に印刷してある。

この本を読み始めたのが大学お受験の時で、言わば趣味の数学であった。

初っ端の例題1を見たときDedekindの切断の”定理”に通じるものを感じて

目いっぱい集中(30分位)して考えたが、イメージが全くつかめずでした。

この時、人生初めて”頭が痛くなる”を体験した。

会話中によく”頭が痛くなる”とかいう人が居るが、この時まで??な現象だった。

同時に、例題の前に記載されている前提・定理を組み合わせれば簡単に解けそうであったが、趣味の数学なのイメージ重視で読み進めた。(ほとんど進まず。。汗)

あれから、40数年。。今では仕事で使う数学になった。。汗)

YouTubeを見ていて、解析学Ⅰをイメージ重視で読で。。”人生を棒にふった”

と言っている人がいた。世の中には、ここまでくそ真面目な人が居るのかと感じた。